古いピアノのクリーニング(丁寧に磨くことで輝きが戻ります)

こんばんは!野川の丘ピアノです。

 

カワイNO.500の修理が続いています。

本体の弦がひとまず張り終わったら、鍵盤やアクションの修理もしていきます。

まずは調整をする前にサビや汚れがついている部品を研磨して綺麗にします。

ピアノは金属パーツが多く使われており、修理の場合は摩擦を取ってあげる必要があります。

サビが酷い場合は根気のいる作業となりますが、丁寧に磨いてあげることで輝きが戻ります。タッチや音色にも大きく関わりますので、

とても大切な作業となります。

 

 

 

例えばこちらはダンパーワイヤーといって、弦を押さえて音を止めるための部品ですが、古いピアノでは汚れやサビが出ていることが多いので磨きました。

グランドピアノの場合、ペダルを踏むとこのダンパーが上がり、離すとダンパーが下がり弦を押さえて音を止めますが、摩擦抵抗が大きいと動きが悪くなります。湿気の影響でワイヤーの周りにあるクロス(羊毛)が膨らむことで動きが悪くなることも多いです。

 

 

こちらは鍵盤下の筬の部分です。

埃が溜まるのはもちろんですが、鍵盤がはまっている金属ピンも汚れ・サビがあるため磨きます。

 

 

よく見るとこのようにかなりサビついているのがわかります。

 

 

ここまでサビているピンは金属磨きで磨いてもなかなかツルツルに仕上がらないので、

酷いサビが出ているピンは新しいものに交換します。

 

 

新しいピンと比べてみると、明らかに違いますね。

サビが酷いピンは全て交換しました。10本くらいありましたね。

 

 

そのほかのピンは全て研磨して仕上げます。

鍵盤のクッションクロス(バランスパンチングクロス)も汚れているので交換します。

 

 

かなり綺麗に磨けたと思います!

手で触ってツルツルになっているのが理想です。

 

 

手前側のフロントパンチングクロスも交換しました。当然こちらのピンも磨いています。

これだけでも劇的にタッチと音色が良くなるのです。

 

部品交換と磨きが終わりました。

研磨剤を残さないように、ベンジンで汚れを全て拭き取ります。これが大切です。

 

 

鍵盤のキャプスタンボタンも磨きます。

こちらもアクション側の部品との接点となりますので、摩擦を取ってあげる必要があります。

 

 

ツルツルになり光りました。

自分の顔が映るくらいに磨き上げます(笑)

 

 

鍵盤側のホールもクリーニングします。ここが綺麗になっていないと、せっかく磨いた鍵盤ピンがまた汚れてしまいます。

ベンジンとブラシを使いますが、100円ショップに売っているブラシがサイズ的にちょうどよく最適です。

 

この後鍵盤を戻して、スムーズに上下運動するように鍵盤調整をします。

意外と鍵盤調整が良くないピアノが多いので、良いタッチを作るためにとても重要な作業です。

 

これで鍵盤関係のクリーニング・調整が終わりました。

この後、アクション側の修理が続きます!

 

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