カワイNo.500のオーバーホール

こんばんは!野川の丘ピアノです。

新規のお客様からのご依頼で、カワイのグランドピアノNo.500のオーバーホールをご依頼頂きました。

製造から60年は経過しているモデルとなりますが、比較的状態が良かったので、きちんと修理すればまだまだ現役で使えそうです。

ちょうど先日、工房入りしました。

先輩調律師から紹介してもらった運送会社さんに運んでもらいました。近年では運送業もかなり値上げをしておりますが、

紹介ということで業者価格でやって頂けました。とてもありがたい。

 

それにしても我が家のガレージ工房ですが、グランドピアノが入ると何かとてもかっこいい!

古き良き時代のピアノ修理をメインでやっている私にとって、カワイのNO.500を修復できることがとても嬉しいです。

 

幸い響板割れなどは無さそうなので、今回はフレームは上げずにクリーニングします。

お客さんからの希望で、外装は特に磨かずに埃や汚れを除去してほしいということで、ペダルなどの金属部や塗装面の研磨は今回しません。

白鍵の剥がれなどもあるのですが、黄ばんだ感じもお好きということで、浮いているところは専用の接着剤を隙間から入れて対応します。

古い感じがお好きのようなので、昭和レトロなピアノを愛する野川の丘ピアノとしても、オリジナルの雰囲気や古さを残しつつ綺麗に仕上げたいと思います。

 

こちら現在のチューニングピンですが、さすがに年季が入ってますね。

今回は全弦張り替えをするので、チューニングピンやピンブロック(ピンブッシュ)も新しく交換します。古さを残したい気持ちもあるのですが、

さすがにここは変えないといけない部品です。

 

当時の防錆剤(緑)もそのまま付いており、クリーニングのためにこれも一度外しますが、今はもう手に入らないので勝手に処分しないで、

袋に入れてお客さんに判断を委ねようと思います。説明書きがあったりするのがまた良いんだよなぁ。

 

こちらがアクションです。

ハンマーは以前一度交換されているようで、レンナーハンマーがついています。

今の音の雰囲気はお客さんも気に入っているそうで、そこまで消耗もしていないので今回はハンマーファイリング(整形)を行います。

やはり木製のアクションは楽器らしくて素敵ですね。

 

ダンパーはカビのような汚れが付着しているので綺麗にクリーニングする予定です。

止音不良が多数あるので、弦を張り替えた後にしっかり止音の調整もします。これが地味に時間が掛かりとても精密な作業なんです。

 

かなり時間が掛かりそうですが、なるべくお待たせしないようにスムーズに、丁寧に進めていきたいと思います。

どんな音になるか今から楽しみです。

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お客様のご希望にあわせてお見積もりさせて頂きます。

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