EASTEIN(イースタイン) 調律と修理

こんばんは!野川の丘ピアノです。

ここのところ、調律外回りよりもアクションと鍵盤のお預かり修理が多くなっていますが、毎日やり甲斐のあるピアノばかりで、調律だけではなく整音やらタッチの調整やらちょっとした修理までを定期メンテナンスの中でこなしております。

確かに比較的新しいピアノであれば調律(チューニング)だけしてあげれば済む話かもしれませんが、私がいつも手を入れているピアノはほとんどが製造されてから40年以上経過しているモデルばかりです。どのピアノもそれぞれ良い味があってとても魅力がありますが、やはり調律で音程を合わせただけでは良い音になりません。

ですので、必ず年に一度の定期調律の中でタッチの見直しや音色の調整などしっかり見直してあげる必要があるのです。

 

私が一年の中で多く調律をこなしているピアノが、EASTEIN(イースタイン)です。今となってはピアノの台数が少なくなってきているものの、たくさんの調律や修理のお問い合わせを頂いておりまして、修理後のメンテナンスまで今までに何台もこなしてきました。

先日お伺いしたイースタインB型のお客さんはもうここ5年くらい半年毎にご依頼頂いていますが、初めてお問い合わせ頂いた時、他社さんでもう修理できないと言われてしまって困り果てていたときに、野川の丘ピアノにお問い合わせ頂きました。

なぜ修理できないのか?については様々な理由があると思いますが、大きな会社ですとメンテナンスが大変なので新品などに買い替えを提案されたり、完全なオーバーホールを案内することが多いと思います。

 

このイースタインは最初にお伺いした頃、ルーズピン、ピンズルという症状で通常のピアノよりも音程の保持ができなくなっていました。もし修理するとなると、

 

①一度弦を緩めてチューニングピンを外して一回り大きいオーバーサイズのチューニングピンに交換

②チューニングピンを外して広がってしまっている穴を埋めて、同じチューニングピンで巻きなおす

③ピアノごとお預かりして全弦張り替え・チューニングピン・ピンブロックまたはピン板交換

 

ということになります。この状態になると、調律不可能ということでお断りしてしまう調律師も多いかもしれません。

私の場合、数本の修理で済む場合は②の方法をとっています。チューニングピンが太くなると調律するときの工具のチップが合わなくなるし、見た目もそこだけ変わってしまうのがあまり好きではないためです。しかも基本的に②の方法でほとんど問題はありません。

このイースタインも今まではこの方法をとってきましたが、これからも長くお弾きになりたいとのことで、最近になりご予算がよろしければということで全弦張り替えの提案もさせて頂きました。

というのも、この他に弦と本体の部品で共鳴雑音が目立ってきたからです。ピアノに限らず、古くなってくると色々と気になるところが出てくるのは仕方がないことですが、大切にされているピアノであればこれからも長く弾きたいですよね。

そんなピアノのことをわかってくれるお客さんのために、毎日全力でメンテナンスをしています!

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○ピアノ用調湿剤 (1パック)

○ピアノ用防虫剤

○ペダル磨き(ピカピカになります!)

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