ピアノの音が狂う理由とメンテナンスの必要性
こんにちは!野川の丘ピアノです。
今日はお休みを頂き、バスケ女子の決勝戦をリアルタイムで観戦してしまいました☺️
町田選手のアシストが本当にすばらしく、リアル宮城リョータかと思いました🙇♂️
ジャンルは違うけど、果敢に向かっていく選手たちを見ていると、なんだか自分もまだまだ頑張らなきゃ、という気持ちになりますね。
さて、今日はタイトルの通り、なぜピアノの音が狂ってしまうのか、メンテナンスが必要なのかを簡単に書いてみたいと思います。
音が狂うのは簡単に言えば、ピアノは自然の材料で出来ているからです。主に木材や羊毛ですので、湿度変化や温度変化によって音が狂ってしまうのです。
ほとんどの原因はこれです。
これが原因でない場合は、新人のため調律師の腕がないか、ピアノ本体に原因があるかです。
調律師の腕がないについては自分も昔悔しい思いをしてきたのですが、狂わないように調律する技術を習得するまで時間がかかります。
ピアノによって、チューニングするピンの回し方や加減が変わってくるのです。
こればかりは何度も経験を積んでいかなければならないのですが、初めからできてしまう器用で上手い調律師もいます。
ちなみに私は台数をこなして経験値でカバーした人間です。職人は意外とこういうタイプの人が多いかもしれません。
ピアノ本体に原因がある場合は、チューニングするピンのトルクがなくなり、弦が緩みやすい状態だからです。音を合わせても合わなくなる状態だと、調律直後は大丈夫でも、弾いていくうちにすぐに狂ってきます。古いピアノはこのような状態になっていることが多いですね。
いずれにしてもほとんどのお客さんは音が狂ったから調律をしたいと思われると思います。
もちろんそれは当然ですよね。お子さんの耳に変な音程を慣れさせたくないでしょう。
ただ、調律師が毎年ピアノのメンテナンスしているのは音合わせだけではなく、鍵盤の調整から音色の調整まで総合的なメンテナンスをする必要があるからです。(中には調律しかしない調律師もいるようですが…)
これは先程書いたピアノは木材と羊毛で出来ているからと言えます。
羊毛はクッションとして使っているため、弾いていくうちに潰れて変化するし、湿気で膨らんだりします。
木材も伸び縮みすることで音が狂います。
ピアノを使っていなくても変化するので、年に一度は調律及び内部のメンテナンスが必要です。
ピアノの寿命を伸ばすためには定期的なメンテナンスで弦の張力を一定にして、ピアノの状態をお客さんに説明し、ピアノにとって良い環境を作ってあげる必要があります。
簡単にですが、参考にして頂ければ…と思います🙇♂️