町田市→港北区へピアノメンテナンス
おはようございます!野川の丘ピアノです。
今日は電車で移動しています。私の住んでいる地域は駅から遠いので、電車の日は車よりも早く出発しなければならず、朝からバタバタです…😅
さて、先日は町田市へピアノ調律・メンテナンスに伺ってきました。後付サイレント機能付きのピアノです。
Technics(テクニクス)という、かなり年代物の装置ですので、今回サイレント機能に不具合が出たそうで、調律の後に点検、調整しました。
不具合のある鍵盤にご丁寧に付箋を貼ってくださり、ヘッドフォンをつけて機能点検。
音が出たり出なかったり、フォルテが出せないような状態でした。この年代のサイレントは、鍵盤の下に接触させるジャックがついており、これを鍵盤で押し下げることによってセンサーが認識してヘッドフォンから音がでます。
今回、このセンサー付近にわずかに異物があったため、音が出にくくなっていたようです。
異物を除去して、なんとか普通に音が出るようになりました。ホッとしました。
ちなみにわりと最近のサイレントは鍵盤側に部品をはめ込んであります。
鍵盤下のジャックは無くなり、センサーの間を通して読み取る方式が多いようです。
その後、横浜市の港北区にある公共施設へペダル雑音の点検に伺いました。
ペダルを点検したところ、ペダルを踏むと「キュッ」と音が出ます。
早速原因を見つけ、ペダルボックスを解体。
ちなみにカワイのペダルボックス解体には大きなスパナが必要なので、用意していかなければなりません。
原因はダンパーペダル突き上げ棒とガイドクロスの接触時に擦れる音でした。
今回はクロスに黒鉛を塗り、突き上げ棒を研磨、潤滑して対応しました。完全に雑音(きしみ)は消えました!
このように調律師の仕事は音を合わせるだけでなく、機能点検や不具合の修正までできなくてはなりません。おそらく凄腕の調律師は、日々様々なピアノを相手に奮闘しながら、技術を上げていったはずです。
私もまだまだスキルアップしていかなければなりませんので、毎日全身全霊で仕事をしております。
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