サイレント付きピアノのメンテナンス

2024年5月15日

こんばんは!野川の丘ピアノです。

開業後最初の仕事は、都内荒川区のお客様宅でした。

7年ぶりくらいのご依頼でしたが、ピアノを運んだらサイレント使用時のペダルに不具合が出たとのこと。

サイレントモードで弾くと、ペダルを踏んでいないのに音が伸びてしまうそうで…?

おそらくセンサーが問題だろうと思い、ひとまずペダル回りを点検しましたが、ぱっと見ても不具合の原因がわからず…

悩んでいても時間が過ぎてしまうので、ひとまず調律から始めました。

調律をしながら、このピアノは搬入の際にピアノを全解体してペダル付近も一度全部バラされていたことを思い出し、もう一度センサー部品を点検したところ、すぐに原因がわかりました。

↑ はさみのような形をしているセンサーの部品がうまく噛んでいなかったのが原因でした。

運送の人が取付の際に取付位置を間違えてしまっていたようですねー。サイレント付きピアノを解体することってあまりないでしょうから仕方がないかもしれませんね。

ピアノを運んだあとは調律が必要なので、調律師が調律の際にちゃんと修理できれば大丈夫でしょう!

 

その後は鍵盤を上げて内部の埃の清掃や、整調の見直しもしました。

鍵盤のセンサーのところに埃が溜まると不具合が出たりするので、

サイレント付きピアノの清掃は大事です。

外装を磨いて完了です!ありがとうございました!

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