二・二六事件とイースタイン
こんばんは！野川の丘ピアノです。
今日は風が強くて夕方からの寒さがキツかったですね…ついに花粉と戦わなければならない季節になってしまいました💦
私は毎年、目の痒みとくしゃみが辛いので目薬が必須です。
さて、今日は2月26日ということで二・二六事件が起こった日ですね。実は私の好きなイースタインピアノの創業者は二・二六事件とも関係のあった人で元陸軍大佐だったのです。日本の平和を願ってピアノを作ることにされたそうです。考えてみるとなかなかギャップが凄いですよね。
そんなイースタインですが、ありがたいことに最近のご依頼が多いため、工房で夜な夜な修理しています。
こちら劣化してボロボロになったブライドルテープを交換しているところです。同時進行で動きの悪いセンターピンを交換しています。
このように経年劣化が酷く、ちょっと引っ張るだけで一部がちぎれてしまうのです。万が一、演奏中にちぎれると音が出なくなるので新しいテープに交換します。
これで綺麗に復活です！
このイースタインは最高峰のB型ですが、なぜか全く同じ年に製造されたイースタインが工房に3台あります。
気になってこの年のイースタインの歴史を調べたところ、なんと廃業寸前まで追い込まれていた時の製造年でした。経営者が変わったりと大変な時期だったようです。
それでもイースタインを手掛ける職人たちは良いピアノを作ろうと必死だったそう。
そんな時代のピアノが偶然3台も同時に修理することになるとは、何かの縁ですかね。
スピリチュアル的な話になってしまいますが、最近イースタインに関わらず、ベルトーンとかアトラス、オオハシ、ガーシュインなどのメンテナンスをしていると、そのピアノを作り上げた職人達の思いが伝わってくる気がして…
古くなったほとんどのピアノが処分されてしまう今、私ができるのは目の前にあるピアノをメンテナンスして復活してあげること。
だからこそ、まだ処分されたくないピアノ達に呼ばれているような気がしてならないのです。
ということで、どんなメーカーのピアノでも大歓迎ですので、ご連絡をお待ちしております！！
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