雨の日の調律
こんにちは!調律師のリナクスです。
雨の日には調律をしたくないとか、しない方が良いという話を良く聞きます。
それはなぜでしょうか?
それはお部屋の湿度が高くなるからです。
雨が降ると湿気で晴れの日と比べると湿度が20%くらい高くなることがあります。
次の日にまた天気が良くなると湿度が下がるため、音程が狂うのです。
しかし、湿度が変わらなければいつ調律しても問題はありません。
除湿したり加湿したりすることで、調律した後は湿度変化を起こさないことが重要です。
雨の日よりもっと危険なのは、冬場の暖房器具です。寒い部屋から急に暖めたり、ピアノ本体が暖房によって暖まってしまうと、木が収縮して調律の狂いはもちろん、ネジも緩みまくります。
メンテナンスすればとりあえず元に戻せますが、古いピアノはダメージが大きく、最悪の場合は調律不可能になります。
1年間、50%の湿度で20度前後の温度を保てれば、ピアノはほとんど状態が変わりませんし、長持ちします。
結局雨の日に調律をしない方がいいとか、春か秋が調律日和とかではなく、日頃の管理が全てなのです😅
しっかり管理してくれているお客様のピアノは、一年経ってもほぼ狂いませんので、いつ調律しても問題はないです。
毎年同じ時期をしておけば、良い状態を維持できるのでオススメですよ✨
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