60年前のヤマハ修理

こんばんは!野川の丘ピアノです。

世田谷区のお客様よりご依頼で、約60年前のNO.U2を修理しています。

 

ここ最近は年代物のピアノを修理していますが、どれもやり甲斐のある仕事ばかりで…

様々なメーカーのピアノを見てますが、大体消耗品のチェックをする場所は決まっています。

ブライドルテープ、木製ジャック、ハンマーヘッドの接着不良(にかわ切れ)、フレンジコード切れ、各センターピンの抜け・スティック、スプリング関係の劣化、ダンパーフェルト・レバークロスの摩耗、キーブッシングクロスの虫食い・摩耗、弦・キーピンのサビ等々・・・

この辺りがよくある修理となるのですが、あとはオーバーホールまで必要かどうかになります。もちろん、サビや摩耗具合や製造から30年も経っていればオーバーホールしても良いかもしれませんが、オリジナルの部品の状態が良ければ、そのまま残した方が良い場合もあります。その辺りは音色やお客さんの希望、予算を聞いてお見積もりをします。

こちら今回交換するブライドルテープ。赤いレザー(チップ)がボロボロになっています。ちょっと触るとちぎれます。

比較的新しいモデルの場合はチップだけ交換することもありますが、あまり手間は変わらないので、私は見た目が全て綺麗になるテープごと変えます。

 

 

ハンマーを外したら、センターピン交換・フェルトに針を入れたり削ったり(ファイリング)して形を整えます。

さらに修理のスピードと精度を上げるためにファイリングのマシンも導入。

針を入れる回数や刺し方によって仕上がりが変わるので大変慎重な作業が必要です。

 

ウィッペンも全て外し、スプリングセンターピンとジャックスプリングも交換していく予定です。

続く・・・

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