ベルトーン（BELTON）のメンテナンスへ！
こんばんは！野川の丘ピアノです。
先日は埼玉県まで出張し、ベルトーンのアップライトを調律＋修理してきました。
ベルトーンは今でも稀に持っている方がいて、私のお客さんでも何人かお持ちの方がいらっしゃいます。
結構歴史の長いブランドで、古いものだと象牙鍵盤となっています。
内部は細かいところまで凝って作られており、紫のフェルトなどオシャレなデザインになっています。
まず、長らくメンテナンスされていなかったピアノでしたので、音程はバラバラでアクションのネジのゆるみも激しく、またピンズルという音程が著しく狂ってしまう症状が出ている音も数本あり、とても普通に演奏ができる状態ではありませんでした。
しかし、それでも大変魅力的な音を出していたベルトーンでしたので、お客さんの希望で、最低限音が出て弾けるようにししてほしいということで、必要な作業を行いました。
ピンズルという症状は厄介で、調律師によってはピアノの寿命としてお断りするケースも珍しくありません。
弦が大きく緩んで音程が保てなくなるので、修理しなければ調律をしても音程が合わせられません。
昔から応急的にガチガチに固める液体をチューニングピンの横から流し込む方法も有名ですが、
これではあまり良い方法ではなく元通りにはなりません。きちんとした修理が必要です。
なんとか無事に修理が完了し、調律を繰り返し２回することで普通の音程にすることができました！
お客さんにも大変喜んで頂きました。
更に良い状態にするための修理もお伝えして今回は完了です。
これからも何かあれば私の方で全て対応できますので、ご安心ください。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
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