DIAPASONアクション納品！

2022年11月2日

こんにちは！野川の丘ピアノです。

今日は日中暑いですねー😅

最近朝と夜が寒いので、いつも通りの格好で行ったら、失敗でした。。

 

さて、先日は工房で修理していたアクションの納品と調整に伺いました。

ディアパソンの年代物ピアノです。鍵盤も象牙で、良い材料を使っていた時代ですねー。

工房で修理していたアクションを取り付けて調整もするのですが、今回は虫の被害にあっていた鍵盤のクッション(パンチングクロス)を全て交換します。

そのため、鍵盤の高さ、深さの調整もリセットするので、鍵盤調整もしっかり行います。

今回はお客様の要望で、ドイツ製のクロスに交換しました。新しくするだけでタッチや音色が劇的に良くなるんです✨

調律、整音も丁寧に作業して、その音色を聴いてみると、やはり素晴らしい。。

もともとは音にバラつきがあったり、少し騒がしい音だったのですが、整音により温かみのある音になりました☺️

まだまだ、長くお弾き頂けると思います！

今後ともよろしくお願い致します。

 

 

P.S.

ディアパソンや大橋モデルは最近フリマアプリなんかで価値が上がっている？ようですが、ピアノはメチャクチャ繊細です。

長年メンテナンスしていなかった場合、YAMAHAのような簡単な調律と調整だけでは絶対に元の音色には戻りません。

それをわかっている人であれば、信頼できる調律師に依頼してオールメンテすれば、ディアパソンの音色を取り戻せると思います。

 作業内容

ハンマー弦合わせ、整音

アクションネジ締め

鍵盤ならし、アガキ、鍵盤調整

から直し

キャプスタン前後

ハンマーストップ

 

鍵盤解体清掃、響板清掃

A442HZ調律

ピアノの状態、音色について

<DIAPASON NO.132>

ディアパソンの本来の音色にしてほしいとのご要望で、整音は念入りにした。

結果、時間を掛けた分だけ、良い感じに仕上がった。しかし、ピアノは非常に繊細。

今のところ状態良好だが、今後の変化に気をつける。次回鍵盤調整、ならし、あがき見直しを予定する。