ディアパソンの調律!
こんばんは!調律師のリナクスです。
今日は妻と子供たちは実家に帰っているので、
仕事について色々と考えていました。
私は仕事はもちろん、家族との時間も大事にしたいタイプですが、たまには1人の時間が欲しい時もあります。
調律師は日々、音色について研究したり試してみたり、一生勉強しなければならない仕事です。お客さんによって調律後の仕上がりの希望が違うので、お客さんの好みに合わせて調整しなけれなりません。
だから毎回、どうしたらこのピアノは良い音になるか?考えるのですが、まずはピアノを普通の状態に、教科書通りに仕上げるのが大切なのだと、私の師匠は言っていました。その上で必要があればお客さんの希望にあわせて調整していく。
本当にその通りだと思います。
2年以上メンテナンスしていないピアノの場合、普通の状態になっていないピアノが90パーセント以上ですし、毎年メンテナンスされていても普通の状態になっていないピアノが多いのが現状です。
明日からまた全力でメンテナンスして、まずはピアノにとって普通の状態にすることを目標にしようと思います。
さて、話が長くなりましたが、先日はいつも調律に伺っているお客さんからの紹介で、DIAPASON(ディアパソン)のアップライトピアノのメンテナンスでした。
見てください、このカッコいいピアノ!
ディアパソンの上位モデルです。
3年ほど前に中古で購入されたそうですが、今回2年ぶりの調律でした。
なぜか3本ほどチューニングピンがジャンプするところがありましたが…
いずれルーズピンと言って弦張力を保持できなくなる可能がありますが、その場合は修理すれば良い話なので、今回は大丈夫でしょう。
低音と中音で響きがだいぶ違っていたので、音色の調整も行いました。(ご指摘あり)
時間内で出来る限りのことはやってみてましたが、どうでしょうか?
今回は初回だったので、次回またご依頼頂いた際には、さらに細かく調整して行きたいと思っています。
<作業内容>
鍵盤下、下パネル内の内部清掃
外装ワックス掛け
整音(針入れ)、硬化剤少々塗布
本調律
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