調律師の仕事について
こんばんは。
今日は電車で都内を回っていました。
コロナのため、普段車でまわることが多いのですが、都内で駅から近い場合や都心部は電車の方が効率良いのです。
午前中は飲食店を経営されているお客様のところへ。
緊急事態宣言で、現在お店は休業中。
そんな中調律の依頼をもらったので、しっかり作業をした。
終わったあとのアイスコーヒーが本当に美味しくて。。。
ピアノの状態の説明をしてあげたのですが、内部のことがよくわからない人にわかりやすく説明するのって
本当に難しい・・・。
車に例えたり、人間に例えたりしてわかりやすく説明できるよう頑張っています。
午後は世田谷区のお客さんのところまで。
近々ピアノの先生になる予定で音大に行かれている娘さんがいます。
いずれグランドピアノを買いたいそうで色々とご案内しました。
ところで調律師の仕事についてですが、
ただ調律して音程を合わせているだけではありません。
調律の中で総合的なメンテナンスをしています。
あ、でもこれは調律師によってだいぶ違うと思う。
単に音程を合わせて終わりという人もいれば、時間もらって希望の音色やタッチになるまでみっちりやる人もいるでしょう。
私はどちらかと言えば後者の方です。ただ我々は技術者なのでやっぱり技術料というのはもらうべきだと思うし、別でお金をもらう作業も当然あるでしょう。
ピアノによって必要な作業は違うし、掛かる時間も違う。
独立したらその辺りについて自分の中で決めなきゃいけないとは思っています。
最近、調律以外に特にお客さんから要望がなければ、なるべく音色が揃うように調整をしています。
弦を叩くハンマーフェルトが弦の中心に向かってしっかり当たるようにする。これは整音という作業にあたりますが、作業自体かなり難しい。
音作りなので人によって仕上がりがだいぶ違います。
職人でもあり、芸術でもあり、、
調律師は常に良い音を追求しているのです。