ダンパーの修理
こんにちは!野川の丘ピアノです。
ピアノは鍵盤を押せば音が出て、鍵盤を離すと音が止まる仕組みなのは誰でもご存知だと思います。
これは、鍵盤を押すと弦を押さえて止音しているダンパーという先端にフェルトが付いている部品が、ほとんど同時に動き出し(若干ダンパーの方が遅め)、離すとまたフェルトで弦を止めるからです。
また、鍵盤を押したあと右のペダルを踏んでおくと、鍵盤を離しても音が伸びるのは、このダンパーフェルトが全て解放されているからです。
今、工房ではこのダンパーの修理をしています。
こちら一本外した状態。
60年以上経っている古いピアノで虫の被害にもあっています。
低音、中音、後半で形が異なります。
なぜなら低音は1本弦、2本弦、中音以降は3本弦になるからです。
新しいフェルトは白くて綺麗ですが、これだけ年数が経つと汚れが染み込んで茶色くなっていますね😅
この修理は貼り替えも慣れるまでは難しいですが、
外した部品を取り付けた後の調整が大変です。しかも今回現地で行うので、いつもより多めにお時間を頂く予定です。
まだまだ他の部品の修理も続きますが、お客さんのためにも丁寧に仕上げてお届けしますので、もう少しお待ちください🙏
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※独立するまでは、今勤めている会社の方で調律・修理・お見積もりを承ります。
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