公共施設でのピアノメンテナンス
こんばんは。野川の丘ピアノです!
先日は学校の体育館でのメンテナンスでした。
自分の中でかなりレベルの高い作業だったので、前日に色々と作戦を考えて・・・。
というのも、学校の先生がピアニストということもあり、相当良い状態にもっていかなければならなかったのですよ。
ハンマーというフェルトでできた部品を加工する修理を依頼もらって、更に毎回自分が担当している学校なので、
今回も指名をもらっていたのです。
古いピアノということもあり、音色がバラバラだったので以前に見積もりしてたのです。
整音といって、かなり調律師の技術がないとすぐに結果にあらわれてしまうので、全集中で作業しました。
こちらが調律師のためのピアノ整音ガイド。
学生時代に買っていて何度も読んでいるのですが、また読み直してどうやって音を作るか前日に作戦を立てました。
そして当日。
9時から始めて、携帯の着信も気づかずに全集中して、いつの間にかお昼も通り越して・・・
14時まで掛けて作業した!
それで先生を呼びに行って、確認してもらって、「別のピアノみたい」、「ずっと弾いていたい」というコメントを貰い、本当に達成感がありました!
しかし、自分の中での評価はもう一息といったところで、、
調律でもそうだけど、完璧な仕事なんて年に1度できるかできないか、かもしれない。
もちろん調律の精度の問題じゃなくて、タッチや音色を含めた全体のバランスとか、
調律の場合は、2時間の作業の中でまとめなければならないのです。
2時間というのは目安ですが、これ以上お客さんの家にお邪魔するとやっぱり迷惑なので、
お客さん次第では時間をもらって作業することもあるけど、やっぱり会社だと限界があるんですよね。
これが独立した後であれば、自分のやりたいように仕事ができるかもしれないけれど、自分の中で
「ここまではサービスでやるけど、ここからの作業はきちんとお金をもらってやる」というのを考えておく必要はある。技術者というのはそういうものです。
そしてお金を貰うからには最高の仕事をしてお客さんに提供するべきだから、本当に些細なことでも全力でやらなきゃならない。
今日は休みだったので、家族で買い物に行ったりしたけど、明日からはまた切り替えて頑張らなきゃ。
あと、ホームページももう少し形にして行かなきゃと思います。(まだまだ未完成ですみません)